カテゴリー別アーカイブ: エステティシャン派遣の現場

第12回 エステティシャン求人の特効薬

先日、勇気を出してPCファイルの断捨離を決行。「何これ?」と、ついついクリック。時間を無駄に過ごしている中、ある業界誌に寄稿しようとしていた元原稿らしきものを発見。ちょっとのぞいてみると・・・フムフム、今でも役に立ちそうな内容。抜粋してご紹介いたします。※今から丁度十年前の2005年に書いたもの。てにをは等、意味を変えない範囲で多少の加筆修正はしますが表現の若い事はお許しください!

◎エステティシャンが続かない法則
エステティシャンの人材派遣を始めて早くも4年が経とうとしている。(2005年当時)この間、色々とあった。何が色々かと言われても、本当、色々ありすぎてうまく説明できない。しかし、この4年で得た事は、ほぼ絶対的な法則の元、成り立っていることが多いということを発見したというか確信した。

その一つ。派遣が続かないサロンは、社員やアルバイト・パートの回転がそれ以上に早いという事だ。極論すれば派遣をやっても無駄なのだ。いくら、こちらが努力しても、結局うまくいかずに最悪の場合(そのサロンの)経営が立ちいかなくなることもある。

最近は、こういったエステティックサロンが目立ってきている。異業種からの参入も、その一因だろう。だから、今年は、そういったサロンに派遣することはやめようと思う。正確に言えば、積極的に派遣をしない派遣会社。

◎定着しないサロンの見分け方
えっ、そういったサロンを見分けられるのかって?結論、簡単です。説明か何かで、そのサロンを訪問すれば大体のことが、わかってしまう。直感の部分が20%、先ほどの法則80%を使えばそんなに大きく外れる事はありません。

その一部を論理的に説明するなら原因は基本的に3つ。しかも、ものすごく単純。これがわかっていなければ、即戦力が新しく入ってきても、ダメなんだろうなあ、と思う。
『ここはエステシャンの回転が早いな。』『定着しないな。』そう思う。余談ではあるがそういったサロンでは大抵、売上げも良くない。もしくは、(好調な売上げが)長くは続かない・・・インターネットの掲示板でも大抵は叩かれている。

反対に、働く側、つまり特定のエステシャンが『続かない』『トラブルを起こす』というのも事前にわかってきた。(中略)ちなみにコンバローズでは事前に、そういった危険性のあるスタッフは排除している。

◎すべての特効薬、それは・・・
最後に『スタッフの退職を回避する方法』そして『スタッフが働きたいエステサロン』について簡潔に話したい。それは・・・スタッフの声を聞くことである。拍子抜けするかもしれないが、これが一番の近道。 

皆さんの社員、アルバイトさん、パートさんが辞めるときの理由はなんですか?ホントに本音を言っていると思いますか?同じ理由で、多くの人が辞めていませんか?言うわけありません!今風にいうと、『言うわけありませんから~、残念』難しいかもしれませんがそこを突き止めることが先決です。 

同様にスタッフが働きたいサロンとはどういうサロンなのか?スタッフが応募したいサロンとは一体、どんなサロンなのか?これもスタッフの声を聞くことで解決できます。(以上、抜粋終わり) 

当時は法則だ~、なんて自分の中で結構な大発見をした喜びがあったことを覚えています。今も、これから先もずっと通用する特効薬、それがスタッフの声にあります。今後も私たちが一番大切にしていきたいベースです。

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第6回 スタッフの入れ替わりに慣れていないか

この仕事をして十数年。長くやっていると色々なことに慣ていきます。現場で良く耳にする「ある現象」に慣れたことで危うく大切なことを見失いそうになった出来事が最近ありました。

普段、慣れるというコトバは良い意味で使うことが多い単語です。対象を見なくても身体が勝手に動けるくらい回数を重ねている状態のことです。一方で慣れることによって、ある盲点が生まれる可能性がある。そんなことをあるスタッフから教えてもらいました。

派遣歴がもうすぐ一年を迎えるスタッフA(経験3年)と面談をした時のことです。話の流れの中「私はこの一年で8人とか9人とかの人数のスタッフを(退職で)見送りました。人の入れ替わりってこんなに多いものなのでしょうか?」と聞かれました。Aは何かを訴えるような、半分泣きそうな、そんな表情でした。

「たくさんの数はそんなにないかもしれません。でも、そこまで珍しくはないです」と(なぜかはわかりませんが)丁寧かつ慎重な口調で答えた直後、内心で少しドキッとしたんです。「あれっ!?」って。

エステティシャンの派遣要請。それは人員の補充が目的です。多くの場合、人が辞めてしまった事が派遣の大前提です。依頼の数だけ退職がある、職業柄、私たちには耳慣れた出来ごとです。またその周辺にいる人間という意味でエステティシャンにとっても退職とは身近に体験するよくある出来事のように感じてもいました。だから、やめ方とかタイミング、その特徴など、きっと理解している。その思い込みはあるかもしれません。でもスタッフAの反応を見て思ったんです。もしかしたら視野が狭くなっている? ≪エステティシャンの意識に対してちょっと鈍感になってきているかも≫

私たちは派遣以外にも辞めるという行動を分析してエステティシャンが転職したくなる時期などの予測サービスも行っていますが、いつでも重視しているのはエステティシャンの意識です。考え方と言ってもいいですし、特性と言ってもいいかもしれません。その意識に対して≪当たり前≫感が過ぎてしまうとその本質というか大事な事を見失うことにもなりかねません。例えば、仮に先ほどの質問に「当たり前でしょ」って感覚で答えていたとしたら、、、

本来、求人とか採用は、その回数が少ない方がいいわけです。縁あった従業員ができれば長く定着し続けてくれるのがいいですよね。特にエステティシャンが少なくなっている(と思われる)今は定着させられるかどうかがサロン経営を安定化させる鍵となりえます。

エステティシャンとして一年間就業できた人がいる。一方、同じサロンで10人近くが辞めている。この事実は求人とか採用に対するヒントを示唆しているような気がしてなりません。